カットは人が手を掛けられる唯一のもの、なによりも大事に
ダイヤモンドの輝きの違いは他でもない「職人のウデ」で決まる!
ダイヤモンドの輝きは、どのように作り上げるかでその全てが決まります。デザインの差は個性の1つですが、輝きの差はデザインやそのダイヤの色・内包物などとは関係ない「職人のウデ」が全てです。
ダイヤは天然の産物であるため、人が手をかけられる唯一の4Cとしての「カット」はPoorからExcellentの5段階だけでは到底分けきれないほどに表情の差をを出すものだと思います。
肉眼では分かりづらいグレードであるカラーやクラリティーから比べれば輝きの違いは一目瞭然かもしれません。そんな「カット」に焦点を当て、輝きの違いを生むのは一体何の違いなのかをポイント①としてまとめました。
工房のダイヤはここが違います!
カット評価がExcellentのダイヤモンドを比較してみました。細部を色々と比べると様々な違いがありますが、まず注目してほしいのは真ん中の平らな、大きな面の部分です。
この大きな面をテーブル面といいます。
工房とExcellentと通常のExcellentをテーブル面で比較!
右の画像を見てください。上が「工房のカットしたExcellentのダイヤモンド」下が「一般的なExcellentのダイヤモンド」です。
テーブル面は、ダイヤモンドの形のバランスを見極めることができる重要な面です。一番大きな面なのでルーペなどで拡大しながら見ると形がよく見えるはずです。テーブル面のカタチがキレイな正八角形になっていることが、ダイヤモンドのカットの輝きを決める第一ポイントと言っても過言ではありません。
工房のダイヤのテーブル面はしっかりと正八角形に整っています。しかし、一般的なエクセレントは完全な八角形とは言えず少しいびつな形です。テーブル面の形はクラウンの他の面全てに影響があり、テーブル面が崩れると他も全て崩れます。ダイヤモンドのクラウン面の出来具合いや差を一目で判断できます。
2つとも同じエクセレントの評価をされているにも関わらず、テーブル面だけでも差があることを知っておいてください。
せっかくダイヤモンドを購入されるのに、同じカット評価で同じ値段のダイヤでもカットが生み出す輝きに差があるので、注意が必要です。
拡大するともっと輝きの秘密がわかる!
細かく見ていくと、より鮮明に違いがわかります。カットされた面の拡大写真を見てみましょう。この画像はテーブル面の横「ベゼルファセット」とよばれる面です。
工房と一般のベゼルファセットを比較!
下の画像をご覧ください。左が「工房がカットしたベゼルファセットの拡大」、右が「一般的なExcellentのベゼルファセットの拡大」です。
肉眼に見えるようなズレではありませんが、ダイヤモンドの大きさからすれば決して小さなズレではありません。輝きを大きく左右するズレになってしまいます。
それぞれの面で大きさにズレがあったり大小があると、ダイヤモンドは本来の輝きを放つことができず暗い部分が出来てしまいます。
ダイヤに入る光が内部で反射し、見ている人に光を返す、これがダイヤの輝きの素になるので全ての面がぴったりと整ったExcellentカットこそが、最上の輝きを生むのです。
ポイント①のまとめ
同じカット評価の中でも本当に輝くダイヤとそうでないダイヤがあります。
どんな差があるかは肉眼では比べられませんが、輝きをしっかりと見比べればいいカットのダイヤを選ぶことができるはずです。
ダイヤモンドは高価なものです、本当に輝くダイヤを選ぶポイントが伝われば嬉しいです。工房に足を運んでいただければ、いつでも工房カットのExcellentダイヤモンドを見ていただけます。ぜひ1度その目でご確認ください。