カラットとは
ダイヤモンドの
重さのこと

 

ダイヤモンドのカラットとは、重さのことです。大きさと表現されることもありますが、正しくは重さです。

ダイヤモンドの重さは「カラット」という単位です。1カラットで0.2グラムの重さとなります。
カラットは実際購入される際は1.0ctや0.3ctなど「ct」で表記されます。
 
1ctが0.2グラムである理由は、昔の取引の際にダイヤモンドとカラブ豆(イナゴ豆の一種)を呼ばれる豆基準にし天秤に乗せて重さを量ったことに由来します。
現在はダイヤモンド用のカラット天秤を使い、1000分の1カラットまでの数値を正確に計測しています。

◆ラウンドブリリアントカットの径(mm)と重さ(ct)の比較図
 

「重さ」であることの意味

1方向からの幅で大きく見える

ダイヤモンドジュエリーのスタンダードな例として、0.30ctのダイヤモンドは重さが0.06グラムとなります。あくまでも重さのため、ダイヤモンドを上部から見た円形の大きさからだけではカラットは分かりません。ダイヤモンドは立体であり「高さ」があるからです。
 

同カラットで大きさが違うと感じる例

例として0.30ctの場合、理想の形状で研磨されたものの幅は「約4.4mm」となります。しかし図のような形状の悪いダイヤモンドも同じ0.3ctとなります。
 


・左 理想的な形状のラウンドブリリアントカット
・中 高さが高く全体に丸みのあるラウンドブリリアントカット
・右 高さが低く全体が平たいラウンドブリリアントカット

 
左のダイヤモンドは理想的な形状で、幅と高さとのバランスが優れているおり、ダイヤモンドの屈折率を考慮した形状のため輝きが優秀です。
中と右のダイヤモンドは理想的な形状からかけ離れており、中央部が暗かったり内部反射・表面反射が少なかったり、輝きがかなり悪くなります。
一見大きく見えるダイヤモンドも、その幅を持たせるために輝きを大きく損なっていることになります。ダイヤモンドの輝きは、基本的に4Cの他のグレードに左右されるものであると、覚えておいてください。
 
ダイヤモンドは0.3ct以上~や1.0ct以上~という区分けで価格が決められていることが多く、購入の際に選択するものというよりは、ご予算の範囲で検討されると思います。より大きいダイヤモンドの方が良い!という考えはその通りだとは思いますが「大きさと重さは別物」ということを忘れてはいけません。
ご予算の範囲の中で、出来るだけカラットを重め(大きめ)を選ぶ LinkIcon【ポイント3】 をまとめましたので、ぜひご覧ください。

 

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